これらの更新で、一般ユーザーに最も影響が大きい変更はどれか?
最も直接的なのは10月8日の承認の動作だ。予定タスクが組織の「ask」とされたツールに達したとき、以前はスキップされていたが、今は承認プロンプトを表示して待つ。以前は黙って飛ばされていたステップが、実行をその場で止めることになりうる。影響するかどうかは、組織がツールをaskにしているかによる。
なぜAnthropicは「スキップ」を「待機」に変えたのか?
更新履歴は理由を述べていない。妥当な推測は、askとされたツールは組織が「人が確認して初めて使える」ことを意図しており、黙ってスキップするとタスクが誰にも知られずに1つ少ない作業をすることになるが、待機なら人による確認という意図が保たれる、というものだ。これは推論であり、公式の説明ではない。
なぜ新しい実行は古い実行のプロンプトを取り消すのか?
更新履歴によれば、同じタスクの以前の実行が誰も応答しない承認プロンプトを残した場合、次の実行がその古いプロンプトを取り消す。これにより、同じタスクに古いプロンプトが溜まるのを防ぐ効果がある。古い実行自体が取り消されるのか待ち続けるのかは書かれておらず、決めつけないこと。
今、何をすべきか?
v2.42304.0以降に更新する。予定タスクを一覧にして、askとされたツールを使うものを洗い出す。10月8日以前に同名タスクのプロンプトが上書きされていないか確認する。コンピューターでワークスペースの起動に問題があったなら、「Scheduled task failed」通知に注意する。タスクがワークスペースなしで動いている可能性があるからだ。
10月8日から15日にかけて、Claudeデスクトップアプリは3回の更新(v2.31226.0、v2.37337.1、v2.42304.0)を出し、公式の更新履歴にあるCoworkの修正の多くが同じ場所を指している。誰もいないときに動く予定タスクだ。
v2.31226.0は4点を修正した。第一に、予定タスクが組織の承認ポリシーで「ask」とされたツールに達したとき、以前はスキップされていたが、現在は実行が承認プロンプトを表示して待ち、同じタスクの新しい実行は古い実行の未応答プロンプトを取り消す。第二に、Claudeがセッションがすでに持つフォルダーへのアクセスを再度求め、誰も承認できない承認待ちで予定実行が止まる問題が修正された。第三に、タスク一覧の読み込み中に予定タスクを作成すると、同名の既存タスクのプロンプトを上書きしていたが、もう起きない。第四に、予定タスクのサンドボックスを起動できないとき、「Scheduled task failed」通知が表示される。
v2.37337.1は、ローカルの予定タスクが初回実行後に編集できず「Failed to update scheduled task」と表示される問題を修正した。もう1点は、Claudeのワークスペースが起動に失敗するコンピューターの扱いで、期限の来た予定タスクは約10分後にワークスペースなしで開始され、ワークスペースが必要なコマンドはその実行で失敗する。同じリリースでは、WindowsプロファイルがFSLogix型コンテナーにある場合に予定タスクが読み込めない問題も修正された。
v2.42304.0はサードパーティアプリからのインポートを改善した。コピーされた予定タスクは添付ファイルを保持し、デバイス管理が許可している場合はフォルダーと、ローカルMCPサーバーが変更されていない限りそのツールに与えた承認も保持する。
更新履歴は動作の変更を記すだけだ。「ask」ポリシーと、10月1日からのClaudeが作成する予定タスクの自動承認デフォルトがどう相互作用するかは説明されておらず、待機中のプロンプトにタイムアウトがあるかも書かれていない。どちらも決めつけないこと。
予定タスクを使っているなら、まずデスクトップアプリがv2.42304.0以降か確認する。次に3点を確かめる。組織が「ask」とするツールを使うタスクは、今や承認待ちで一晩止まっている可能性があること。10月8日以前に同名タスクのプロンプトが上書きされていないか。そして、コンピューターでワークスペースの起動に失敗したことがあるなら、予定実行がワークスペースなしで動いて失敗していないか。失敗通知で確認できるはずだ。